たけのやま歯科院長の山田です。
今週末は東京で行われた、イエテボリ大学の細菌学教授
グンナー・ダレン先生の講演会に参加してきました!
私たちが主に扱う疾患は、むし歯と歯周病。
そのどちらもが、細菌によるものです。
細菌学からみたむし歯と歯周病はとても興味深い内容でした。
むし歯のなりやすさの遺伝が細菌学から説明できること、
日本でしばしば話題になる、
歯周病に対する抗菌薬やうがい薬等の問題点もはっきりと証明できることなど。
たまたま持参した論文がちょうど講演の内容に深く関わるもので、
教授にお見せしたら直に解説をしていただけました。
サインももらいました(笑)
タイ北部のいわば辺境の地の集落の人々は、
フッ化物(フッ素)もなければ、歯ブラシもない環境で生活しています。
でもそこの人々にはむし歯が非常に少ないのです。
なぜかというと、「砂糖もないから」なのだそうです。
砂糖が細菌に与える影響はそれほど大きいのですね。
結局のところ、
むし歯予防で最も大切なのは、
砂糖の摂取頻度のコントロールと歯磨きです。
歯周病予防で最も大切なのは、
歯磨きとプロフェッショナルケアです。
シンプルですね。
これをいかに分かりやすく、取り組みやすくみなさんにご提案するかが
当院の役割なのだと、改めて感じました。
懇親会では、会の間ほぼずーっとお隣に座らせていただいて、
もうネタがないというくらい質問しまくりでした(笑)
スウェーデン・イエテボリ大学の細菌学教授のマンツーマン指導です。
こんな機会、普通ないですね・・・。
チャンスをくださった先生方に感謝してもしきれません。
写真はただの酔っぱらい二人みたいですが、まぁそれほど打ち解けさせていただけたということで(笑)
休診にさせていただいたことでみなさまにはご迷惑をおかけしましたが、
よりよい医療を提供させていただき、
みなさまのお役に立つように尽力いたします!