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母乳外来設立のお知らせ!

たけのやま歯科院長の山田です。

ついに、当院で母乳外来の設立が決定いたしました!
IBCLC(国際認定ラクテーション・コンサルタント)資格を持つ助産師さんのご協力を得て、
今年から支援を開始いたします。

母乳育児は歯科においても大切なことがわかってきていて、
1歳までは母乳で育った子のほうがむし歯が少ないことや、
歯並びの良い子が多い傾向が示されています。

そのため、イギリス国民保健サービスなども歯科分野において母乳育児の推奨を示し、1)
WHOは2歳までの母乳育児の継続を推奨しています2)。

今の日本の常識ではむしろ、母乳を続けているとむし歯になりやすい、という認識が根強いのではないかと思いますが、
むし歯の主原因は母乳ではないのです。

そして、母乳育児はとにかく「科学」です。
正しい知識と支援があってこそ無理なく確立できるものですので、
産前からの知識提供と、生まれた直後からの支援が重要です。

日本においては歯科では「口腔機能発達不全症」という赤ちゃんのお口の機能を育てるための項目で支援が可能ですので、
保険診療で支援を行うことができます。
産後に支援が必要な場合、母乳育児支援のプロフェッショナルであるIBCLCの助産師から、専用の個室で支援を受けることができます。

まずは1/26(水)の12時から
愛知県にまん延防止等重点措置発令のため日程を変更し、
2/16(水)の12時から

産前の母乳教室を開催いたしますので、
ご興味のある方は当院までご連絡ください!

1)Delivering better oral health: an evidence-based toolkit for prevention NHS 2021
2)Infant and young child feeding WHO 2021

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年末年始の休診のお知らせ

たけのやま歯科院長の山田です!

当院の年末年始の休診は、
12/29(水)〜1/6(木)までとさせていただきます。
1/7(金)より通常通り診療いたします。

今年も本当にお世話になりました。
皆様も大切な方々とゆっくりとお過ごしください。

来年もどうぞよろしくお願いいたします!

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11/18(木)放送☆メ〜テレ「アップ!」の取材を受けました!

たけのやま歯科院長の山田です。

先日、メ〜テレの「アップ!」という番組の取材を受けました!
私が単独で出演することは過去にもあったのですが、当院内で取材をしていただくのは初めて。
しかも取材内容は「姿勢と歯並び」について!
実はとっても複雑で奥が深い分野なので、どんなことを聞かれるのか、うまく説明ができるか、
ドキドキでした・・・。

当院ではコドモの姿勢LABOの茂利尚子さんの指導を受けたスタッフが姿勢指導を担当しています。
ほかにも理学療法士さんや小児科医の先生など姿勢に関わる様々な専門職の方から知識共有や連携を行なっていますが、
学べば学ぶほど奥深さが見えるばかりで、なおかつその子その子でアプローチもそれに対する反応も異なるため、確たるエビデンスの構築の困難なこの分野を短時間でどう表現したら・・・(ぶつぶつ)

と、本当に取材当日までも、当日も、色々不安だらけでした(汗)
しかしさすがプロですね。
アナウンサーの鈴木しおりさんの的確な質問とまとめ方に引っ張っていただく形で
だんだんと調子に乗って結局は色々ベラベラとしゃべっている自分がいました(爆)

そんな私よりもスタッフの方がうまく話せていたようで、
私のインタビューは全カットの可能性も・・・(笑)
どのような形で編集されているのか私たちも当日までわかりませんので、いろんな意味で楽しみです。

放送予定時刻は、
11/18(木) 18:15からで、『鈴木しおりの「一歩前へ」』というコーナーだそうです。
同じ内容のショートバージョン?が11/23(火)15:40からの番組内でも放送されるそうです。

なお、同じコーナーで取材を受けられているSHISEIアカデミーさんとは当院は連携はしておりません。

色々な形で歯並びや口腔機能について注目が集まることは嬉しいですね!
これからも正しい知識をもとに情報を発信しつつ、
ご来院される方々に、子どもたちの健康のために、学び、実践してまいります!

※追記
Yahoo!ニュースで動画が公開されました!
お見逃しの方はこちらからご覧ください。
https://news.yahoo.co.jp/articles/956f9579469775b42947cdaa27d4635db0003ce2

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note記事のお知らせ

たけのやま歯科院長の山田です。

最近全然ブログを更新していなくて申し訳ありません・・・。
実はnoteを使って記事を書くことが多くなってしまっていて、こちらに書くことが減ってしまっていました(汗)
せっかくですので、noteの記事もご紹介しようと思います。

まずは最近話題の離乳法Baby-Led Weaning(BLW)についての記事です。
『BLWの始め方』
当院のブログにも書いたことがありますが、この記事では実際の始め方に焦点を当てて書いてみました。

次に、BLWと似た概念のResponsive Feeding(RF)についての記事です。
『Responsive Feedingの始め方』
RFはスプーンで与える場合にも応用できる概念ですので、全部固形食を手づかみはちょっとな、という方にもぜひ知っておいていただきたいです。

そして、なぜ手づかみ食べが重要なのかについてもまとめてみました。
『手づかみ食べって必要なの?』
手づかみだと汚れちゃう等気になることもあるかもしれませんが、やっぱり大切です。
それがなぜなのかを科学的に解説してみました。

最後に、超大作(笑)
むし歯と食習慣についての記事です。
『甘いものはどれくらい気をつけたらいいの?』

私が最も得意な分野なのでつい力が入ってしまって長文になってしまいました・・・。
でも、これさえ読めばという内容になっていると思います。

子どもたちの歯を守り育てるために、ぜひご参考になさってください!

夏季休診のお知らせ

院長の山田です。

今年の当院の夏季休診は8/10〜8/26とさせていただきます。

通常より少し長めの休診となります。
休診中はご不便をおかけいたしますがご理解賜りますようお願い申し上げます。

Google Mapの表記について

たけのやま歯科院長の山田です。

現在、Googleで「たけのやま歯科」を検索していただくと、表示されないか、「閉業」の扱いで表示されると思います。
実は最近歯科業界に対して「Googleの悪い口コミを消します」という営業が急増しており、
断ると業者によって悪い口コミが書かれると言った悪質な手口が報告されています。
他にも、検索順位を上げる、良い口コミを書きます等、Googleを悪用した営業の電話、FAX、メールが増えてきました。

私たちは医療機関としてそうした集患などをすることを良いとは考えておりませんし、
対応に時間を割かれることも避けたいため、Google Mapには掲載されないようにしております。
その都合上、検索方法によっては「閉業」と表示されてしまうようですが、
もちろん現在のところ当院に閉業の予定はございません。

当院の場所をお調べになられる方にはご不便をおかけしてしまいますが、ご理解のほどお願いいたします。

たけのやま歯科の夏季休診のお知らせ。

院長の山田です。

今年の当院の夏季休診は8/10〜8/26とさせていただきます。

通常より少し長めの休診となります。
昨年、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて1ヶ月間休診とさせていただいた間、
外出もできず家族とずっと過ごしていた期間がありました。

その間、少し大げさな表現かもしれませんが、
働くとは何か、生きるとは何か、
家族とは何か、健康とは何か、
たけのやま歯科はなんのためにあるのか。
様々なことをじっくりと考えました。

私がこの医院を開業しようと思ったのは、みなさんが自分の歯で一生おいしく食べられるように、
医院の使命としても掲げている「歯を守り育てる」ためです。
それは8年経った今も変わらぬ想いです。
長く勤めてくれているスタッフもおり、
これからもそれぞれが様々な人生のステージを経ていきながら地域の皆様と関わり続けていけたら。
皆様が一生おいしく食べられるように、ずっとお付き合いできたら、という想いでおります。
そのためにはそれぞれがそれぞれの人生を大切に生きながら長く勤務できる場所を作り、
進化しながら皆様のサポートをし続けていくことが理想であると思い至りました。

そのために昨年よりご予約の取りづらさを解消するための診療枠の増枠、
そして本年度からはコンテナハウスの増設を行い、口腔機能のトレーニングルームとして稼働を始めました。
前に進みながらも、それぞれの人生を大切にできるように。

地域の皆様に必要とされる医療をより質高く提供することと、
従業員が自らの健康管理をしやすい環境を整え業務時間以外の時間も大切にできるようにすることを両立を目指して、
今後も邁進して参る所存にございます。

休診中はご不便をおかけいたしますがご理解賜りますようお願い申し上げます。

GWの休診日のお知らせ

たけのやま歯科院長の山田です。

当院のゴールデンウイークの休診日は、
4/29(木)〜5/6(木)までです。

まだまだ感染症の拡大が懸念されますが、
皆様も大切な方々とゆっくりとお過ごしください。

むし歯の評価・記録方法が変わりました!

たけのやま歯科院長の山田です。

先日、歯科医師の私がチェックするときに言っている
「○番、赤、線!」みたいな暗号はなに?とご質問をいただきました!
実は1年ほど前から、むし歯の評価と記録方法を変更しております。
以前から通われている方は「なんか前と違う?」と思われているかもしれませんね。

これはヨーロッパのむし歯学の教科書”Dental Caries”にも紹介されている、
「Nyvad Criteria」という評価、記録方法を採用したものです。
nyvad
これまでの保険診療を行う上で必要な「歯式」での記録に加えて、
この評価、記録を追加しています。

この方法の特徴は、むし歯の「活動性」を評価・記録を行うことができることです。
むし歯の活動性というのは、
そのままだと悪くなりそうなものか、そのままでも変化しなさそうなものか、
というようなイメージです。

活動性で穴のあいていないむし歯は「赤、線」、
活動性で穴のあいてしまったむし歯は「赤、丸」、
非活動性で穴のあいていないむし歯は「青、線」、
非活動性で穴のあいてしまったむし歯は「青、丸」というように記録します。

たとえばこの写真の歯の真ん中の溝が白くなっているところは
初期のむし歯で、そのままだと悪くなってしまいそうな、「活動性のむし歯」です。
「赤、線」ですね。
2_2018.08.21_L228

ただし、この場合にまずすべきことは「削って詰める」ではありません!
なぜそこに「活動性のむし歯」があるのか?
それを考えて原因に対処する必要があります。

この場合は生えたばかりの永久歯なので
歯茎に隠れていて汚れが溜まりやすい状態であったこと、
これまで生えていた乳歯のさらに奥から生えてきた歯なので磨き残されやすいこと、
6歳前後で生えてくる歯なのでそれなりにお菓子やジュースなども摂る年齢になっていることなどが考えられます。
なのでまずすべきことは、それらの改善です。

一度習慣づいてしまった食生活を見直すのはときに大変ではありますが、
この子にはジュースを禁止していただき、ワンタフトブラシというブラシでピンポイントでケアすることなどを励行してもらいました。
SHOFU DENTAL DIGITAL CAMERA

その結果、「非活動性のむし歯」へと改善させることができました!
2_2019.03.06_L243
最初の写真と比べて、溝の白いところがマットな質感への変化しているのが分かるでしょうか。
こうなると「青、線」に記録が変わります。

このような「むし歯になりかけ」の状態を
今までの評価方法で記録するとどちらも「CO(シーオー)」という表記になってしまい、
その違いを表現することができません。

そのため、通常の保険診療の「歯式」で記録を行い、
さらに歯面ごとの「活動性の記録」を行う流れを採用し、
歯科衛生士と歯科医師でダブルチェックをして見落としを減らすことを実践しています。

活動性は「病変のあるところ」のみを記録していきますので、
何も問題ない方には、あたかも「何も検査していない」ように感じてしまうかもしれませんが、
そうではないのでご安心ください!(笑)

地域の皆さまの歯を守るために、
有効だと思われる知見は今後も積極的に導入してまいります!
a一昨年のロンドンにて、Nyvad criteriaの考案にも携わられたKidd先生と。